STEINS;GATE (シュタインズ・ゲート) レビュー・評価・感想

評価とレビュー

 

👍good!

  • 引き込まれるストーリー
  • わかりやすい解説

👎bad・・・

  • メール機能
  • ゲーム性

 

どんなゲーム?

バンドエード
偶然にも過去へメールを送れる装置を作成してしまう主人公達、メールにより瞬時に世界が変化するのをただ1人認知できる主人公が奮闘するゲームです。
チュナ
なんかすごそう!特徴は??
バンドエード
特徴は何といっても”時間”を扱ったストーリーです。今の現代でも実現が不可能な科学と想像が生み出した素晴らしいストーリーだと思います。

どのゲーム機(ハード)でできるの?

 

ゲームできるハードXbox 360/iPhone/PS3/PS Vita/PSP/PS4/NintendoSwitch など
ゲームしたハードPS Vita
クリア時間22時間(コンプ)

 

 

詳しいレビュー

良かった点

 

〇引き込まれるストーリー

 

タイムトラベル(メール)!といえばやはりバックトゥザフューチャーに始まり、最近ではアベンジャーズ エンドゲームなど、様々な人に愛されるジャンルです。

 

私もタイムトラベルは夢があって大好きです。

 

そんなタイムトラベルを扱った本作ではタイムトラベルものの特徴である、”切なさ”はもちろんのこと、それに伴う”危機感”のようなものまでしっかりと描かれていました。

 

会話1つ1つを矛盾させないようにしているためか、展開自体は読みやすいです。

 

が、こうなるんだろうなぁ、とわかってはいてもハラハラドキドキしながらプレイすることができました。

 

〇わかりやすい解説

 

 

TIPSという解説を含め、作中ではタイムトラベルに関する科学の話がうじゃうじゃ出てきます。

 

中にはこの作品オリジナルの設定なども組み込まれていますが、物理で聞いたことのある理論も含まれていました。

 

そこで驚いたのが、私自身全く理解できていなかった科学理論もわかった気になれたことです。

 

最初聞いたときは「何言ってるの?」という感じでしたが、作中では何度かその理論などが登場し、そのたび解説するため理解しやすかったです。

 

もちろん実際は全く理解できていないと思います(笑)

 

ですがオリジナルの設定を含め、難しい内容をプレイヤーに理解させることができるのはすごいと感じました。

 

 

 

もう少しな点

〇メール機能

 

 

今作の一番大切といってもいいメール機能です。

 

ノベルゲームは選択肢を出し、それの選択によって物語が変化しますが、今作はそのかわりに携帯のル返信で物語が変化したりします。

 

しかしそのメール機能をあまり生かし切れていなかったかな、というのが個人的に感じたことです。

 

ルート分岐で重要なメールは数件しか存在せず(1人を除いて)、他はキャラとの遊びのメールがほとんどです。

 

話の合間に休憩がてら携帯を開いて会話を楽しむものだと思うのですが、普通に重要な会話の途中にメールが入ると少ししんどいです。

 

更に返信可能な時期が短かったり、返信内容がわかりにくい、等があって少し作品のテンポを落としていたかなと思います。




〇ゲーム性

 

ノベルゲーム全般に言えることかもしれませんが、もう少しゲームとしての意味を持たせてほしかったなと思います。

 

コマンド入力が欲しいとかそんなことではなく、小説やアニメではできないこと、今作で言えば新聞をプレイヤー次第で読めるようにするだとか、意味のあるミニゲームを入れるだとか、友達に電話をかける機能があるともっと良かったかなと感じました。

 

小説のようにほとんど文章を読むだけの作品ですが、それでも夜寝る前にやっても眠たくならず、徹夜してプレイして今いました(笑)

 

全体的な感想

総合点数がそこまで高くなりませんでしたが、ストーリーは男子なら間違いなく大好きになる作品です。

 

最後の最後までしっかりと伏線を回収していくので、やり終えたときの満足感、そしていい作品が終わってしまったときの喪失感を味わえました。

 

どのキャラにもしっかりと設定が割り振られていてほとんどのキャラがいとおしく感じます

 

個人的にスーパーハッカーであるダルについても掘り下げていただきたかったのですが、それはまたの機会に拝見したいと思います。

 

音楽もメインテーマとラボ面が会話する時のテーマが好きになりました。日常感がめっちゃいいです。

 

前作、CHAOS;HEADの主人公も今作の主人公も少し癖があるので、初見の人はちょっとついていくのがしんどいと思います。

 

ですが最初は面倒だった主人公の中二病な行動も、慣れればほっとする、もっと聞いていたいものになっていました。

中二病ではあるが、自分の芯はしっかりと持っている主人公

 

トゥルーの内容を全て小説にしてほしいです。絶対におもしろいと思います。

 

もうドラマ化は海外で決まっているらしいですが、オタクの部分など表し切れないことが多いと思いますので、十中八九元のシュタインズ・ゲートとは違うシュタインズ・ゲートになることでしょう。

 

シュタインズ・ゲートはタイムトラベルもののアニメ、ゲーム、漫画では一番好きな作品だと思います。

 

ゲーム性はあまりないと思いますが、よくよく練られた設定や実際の出来事をうまく作品に取り込み、全て消化しきっているストーリーはぜひ皆さんにも味わっていただきたいと思います。

 

前作、CHAOS;HEADとのつながりは世界がつながっているだけでさほどの繋がりはありません。

 

なので前作をプレイしていなくても全く気にすることなくプレイできます。ですがプレイした人は「ここでもあの単語が出てくるか」という感じで少し繋がりが見えて楽しめると思います。

 

あとなぜエリート版ではなく、通常版をプレイしたかというと、単純に絵を見たかったからです。

 

アニメ版の絵もいいんですが、やはり独特な絵タッチで描かれるこちらに惹かれたので、こちらをプレイしました。

 

内容に変更点がないようなので好きな方を選んでいいと思います。

まとめ

  • タイムマシンが好きな人におすすめ
  • ストーリー性のゲームをしたい人におすすめ
  • 科学が好きな人におすすめ!

 

感想にも書いてあるとおり、ゲームとしての総合得点はそこまで高くありませんが、ストーリーに関しては超おすすめできるゲームです。 エル・プサイ・コングルゥ。

 

最新情報をチェックしよう!