評価とレビュー
👍good!
- 絶望感が前作よりもよく描かれている
- ボリュームが前作の2倍ほど
👎bad・・・
- 最初が少し躓き気味だった
- 直接的な恋愛描写はいらなかった
どんなゲーム?
菌の感染が広がり、文明が失われつつある世界で感染者や人とも殺し合うサバイバルをして生き抜くゲームです。
しかし個人的には1を攻略してからの方がより楽しめると思います。
あと今作も前作と同じくR18となっていて、グロさは前作よりもかなりグロイと感じました。
どのゲーム機(ハード)でできるの?
ゲームできるハード | PS4 |
ゲームしたハード | PS4 |
クリア時間 | 19時間 |
詳しいレビュー
良かった点
〇絶望感が前作よりもよく描かれている
作品の要所で感じたのは”地獄”でした。
今作では強い負の連鎖が一生付きまとうお話で、圧倒的に救いがありません。
主人公やその周りのキャラクター、敵に至るまで多くの人が苦しみ、あがきながらも生きていく描写が多く、心抉られるような描写も多数存在します。
ワシントン解放戦線の「ウルフ」や宗教的なものを信じている「セラファイト」の面子と戦い、敵を倒したときも敵が敵の名前を呼び悲しむ描写もあり、ただ前の敵を倒すことすらも少し辛く感じてしまいました。
前作ではジョエルとエリーの家族の絆のお話と書きましたが、今作では”負の連鎖”というお話なのかなと感じました。
その絶望的な負の連鎖をよく描かれていたと思います。
〇ボリュームが前作の2倍ほど
プレイ時間は18時間半程度で、フィールドをある程度見渡せたかなと思います。
前作に比べて長い時間遊ぶことができたのは良かったポイントです。
長く遊ぶうえで飽きがこないように過去の回想シーンを入れてきたり、キャラを変更したりするのはとても良かったなと感じました。
追加要素として新たな敵(?)、シャンブラーや金庫の謎解き要素、ほふく前進、オープンワールド(1カ所のみ)なども追加されていましたが、特に違和感なく、まるで前作をそのままプレイしているかのような操作性でした。
必要容量が90GB以上というとてつもない容量なのも納得のつくり込みでした。
もう少しな点
〇最初が少し躓き気味だった
序盤で仲間が倒されてから物語が本格的に始まるのですが、その時の展開が衝撃的(グロ)過ぎて、その後の敵の組織や落ちている手紙の内容も何もかもが頭に入らず、序盤はモヤモヤしっぱなしでした。
それだけでもモヤモヤですが、さらに拍車をかけるのは序盤でのエリーの行動です。
仲間が倒されて復讐のために立ち上がるエリーですが、結構楽しそうに旅をしていたり、謎の恋愛を始め出したりして最初は特にエリーに共感できませんでした。(エリーはこうなってしまったのかと少し辛い気持ちにもなりました)
中盤から徐々に敵の状況や手紙の内容を理解できるようになるので、中盤に入るまでが少し苦痛でした。
〇直接的な恋愛描写はいらなかった
エリーはトレイラーですでに公表されている通りレズビアンの女性となっています。
最初は入れ墨を掘ってくれた女性だったのでしょうか、その後は主要キャラの女性との恋愛が進みます。
恋愛自体は話に入れてくれてもいいんですが、葉っぱ吸った後の濃厚なキスシーンからのベッドインとか、うまくいかなくなった時の謎の喧嘩シーンとかはいらなかったかなと思いました。
結果的に見ればアビー(主人公その2)と同じような境遇に立たされているという要素の1つにはなりました。
しかし、恋愛シーンを見せられているとき、私(プレイヤー)はどうすればいいのか困惑しながら画面をみていましたww。
全体的な感想
※私を含め、レビューはあくまでもその人が感じ取ったものなので参考程度にして、実際にプレイしてほしいです。
ストーリーについては賛否両論の作品だと思います。
前作のような内容を期待してプレイするとあらゆる面で確実に心が痛くなるので、気を付けていただきたいですね。
また新しいラスアスとしてプレイした時はまた違った評価が出てくるはずです。
私は作品全体としてはよくまとまっていて、特に終盤の展開はとても良かったと感じました。
あとよかったのはエリー(今作の主人公)とアビー(今作の主人公2)の両方の悪夢が描かれていたところです。
終わらない悪夢を終わらせる方法を彼女たちなりに模索し行動する様は、作品としての評価を上げる要因となりました。
まるで「シャーマンキング」を見ていたかのような内容だったともいえるかもしれません。
お話自体はかなり先読みやすく、最初のシーンを見るだけで最後のシーンを大体予想できる人もいるくらい読みやすいです。
しかし実際にプレイしてみると予想通りの展開でもドキドキする展開や、胸が痛くなる展開(最終決戦は特に息を呑みました)が続きとても楽しめました。
それを支えた要因として描写の進化があげられます。
扉を通り抜けるときの姿勢や表情。格闘キルの時の表情まで細かい表情を再現しているほか、感染者とのドキドキしながらのスニーク戦闘やドッキリ描写、またグロ描写も進化していました(グロはきつかったです)。
しかしドッキリと言っても私の苦手なドーン!(巨大なSEと画面に急に出てくるやつ)系ではなく、「あ、このカメラワークは来る!!」とわかるようなタイプや絶対びっくりさせられるタイミングでも弱めのビックリで仕掛けて来てくれるので「ドキドキ感だけを存分に味わえる」ドッキリでした。とても良かったですね。
ゲームとしての戦闘などは文句なしにおもしろいです。純粋にミスを許されないスニーク戦闘はドキドキ感がありとても楽しめました。
ただプレイすればするほどプレイヤーが苦しくなるゲームは結構久しぶりだったかもしれません。特に最終決戦は。
このままゲームを進めず止めたほうが幸せなんじゃないかと思うときもありましたが、「旅を見届けろ」とパッケージの背表紙に書いてありましたので勢いで最後まで走りましたw。(あとパッケージの裏文章はネタバレが予想できるのであまり見ないほうがいいかもです。私は背表紙で何となく察してしまいました。)
犬がとても可愛い作品でしたが、この犬も負の連鎖に巻き込まれ、ゲーム中では最低1キルをかまさないといけないという辛さもありましたね。
あとバグもあり、マップにエリーが書き物をしているときにものを採取するなどの行動で腕がおかしな方向に曲がることがあったり、アプリエラーで強制的に落とされたりもしました。
また私は体調が良くなかったときは酔いました。酔う時はガムを噛んで大量の水を飲みながらプレイしました(人によっては酔うのでお勧め)。
一番良いのはよく寝て体調のいいときにプレイすることですw
最後に、敵の組織の全貌が明かされることなく終わってしまったのは残念なポイントです。
続編がある可能性を示唆するものかもしれませんが、、、
まとめ
- 映画のようなストーリーを見たい人におすすめ!
- ドキドキするスニーク戦闘をしたい人におすすめ!
- ラスアスの続編をプレイしたい人におすすめ!
ここまでよんでくださりありがとうございました!