(R-18)カオスチャイルド Chaos child レビュー・評価・感想

R-18です、18歳未満はプレイしないでください。

評価とレビュー

👍good!

  • くそったれなストーリー
  • 個別ルート

👎bad・・・

  • 序盤の主人公達
  • 妄想トリガーの意味

どんなゲーム?

バンドエード
ノベルゲーム。
一応続き物ですが、カオスチャイルド単体でも十分に楽しめます
科学アドベンチャーシリーズ第4弾だそうです。時系列はカオスヘッド→シュタインズ・ゲート→カオスチャイルドです。
カオスヘッドの記事はこちら  シュタインズ・ゲートの記事はこちら
過去作のカオスヘッドやシュタインズ・ゲートのキャラは噂程度に話に入ってきますが、出現するわけではありません。唯一カオスヘッドの主人公、西条拓巳が物語に入ってくることがありました。
チュナ
どんなお話??
バンドエード
カオスヘッドで起きた猟奇殺人事件と大地震から6年経過し、再び同じ日付に猟奇殺人事件が発生してしまいます。主人公、宮代拓留は新聞部に所属し事件を追いかけていくストーリーです。
チュナ
どんな特徴があるの?
バンドエード
カオスヘッドのときにあった妄想トリガーに加え、今作では探偵みたいにマッピングをしていくマッピングトリガーというものがあります。
この2つの要素でルートが分岐したりします。
マッピングトリガーはプレイヤーが事件の内容をより分かりやすく、推理しやすくしてくれるシステムなのでとてもよかったです。
時々、プレイヤーが事件を整理しながら物語を進める



どのゲーム機(ハード)でできるの?

ゲームできるハードXbox ONE/iOS/PS3/PS4/PS Vitaなど
ゲームしたハードPS Vita
クリア時間不明(タイムが表示されない)

詳しいレビュー

 

良かった点

R-18ですがパンツは見えません。

〇くそったれなストーリー

 

「-そして。僕は、このくそったれなゲームをクリアーした。」という作品のキャッチコピーの通りの内容でした。

 

もちろんくそったれなんて書いてますが内容はしっかりしていますのでご安心ください。

 

トゥルーエンドも含めてすべてのストーリーをプレイし終えましたが基本的にお話自体は重いです(人が殺害されているので当たり前ですが、、、)。

 

ですが、探偵気分になってストーリーの謎を解いていくのは結構楽しめました。

 

ホラー要素もじわじわタイプのホラーなのでちょうどいいです。私は深夜に明かりを消してプレイしましたが、部屋のドアを開けるのが怖くなるくらいには怖かったです。

 

1週目はカオスヘッドと同様に固定ルートで話が最後まで進みます。

 

正直結構心がえぐられる場面も存在しましたので(主に1か所)、その場面はカオスヘッドよりもきつかったです。ホラー要素もちょうどよく配合されていました。

 

そして1週目のストーリーを終えたとき、「ああ、本間にくそったれなゲームやったなぁ」という感想でした(笑)もちろん悪い意味じゃないです!すごく楽しめましたよ!

 

〇個別ルート

カオスヘッドでは個別ルートが少し物足りない感じだったのですが、カオスチャイルドではしっかりとヒロイン別のルートが用意されていて非常に満足度が高いです。

 

1週目のルートでは語られなかった各ヒロインの心情や1週目では「あれ??」と思った場所もしっかりと内容に入れてくるので「あのときはそういうことやったんか」と、思い出しながら楽しむこともできました。

 

ネタバレになるので多くは語れませんが、あくまでカオス系のゲームなので、個別ルートでも重い話が多かったかなとも思います。

 

ルートの1つで西条拓巳が出てきたときはテンションが上がりますし、過去とは同じようですこしたくましくなっている拓巳を見ることもできたのでカオスヘッドをプレイしていた人はぜひ見ていただきたいですね。




もう少しな点

〇序盤の主人公達

科学アドベンチャーシリーズの作品レビューでは必ず言っていることですが、「主人公に癖がある」

 

今作は表面上の癖はあまりないので、「自分が特別だと思いたい高校生」か、位な感覚で始められると思います。

 

しかしストーリーを少し進むにつれて主人公のまわりにも危険がはいよってきたとき、主人公のあまりにも幼稚な考え方や周りのことを一切考えない発言等に少しイラつきを覚えてしまうかもしれません。

 

中盤位に差し掛かると少しマシになってくるのですが、序盤の主人公たちは見ていて気持ちの良いものではなかったです。

 

家族が必死に止めようとしても事件を追うことをやめない、家族が危険にさらされてもやめません。

 

これも踏まえた演出なので終わってみればなんてことないんですが、序盤でもう少しトリガーの数を減らしたり、プレイヤーが喜ぶようなカットを入れたりしてくれると気をゆるめながらプレイできたのかなと思います。

 

〇妄想トリガーの意味

前作は妄想がとにかく大切なキーワードでした。

 

今作も妄想はキーワードなんですが、主人公が妄想トリガーを使う意味があまり理解できませんでした。

 

妄想トリガー
主人公がポジティブかネガティブ、どちらかの妄想を行うことでそれに応じたシーンが見られるというもの、このトリガーによってルート分岐が起きる。
妄想トリガーを使用してもそのほとんどが妄想にとどまるだけでした。
唯一ストーリー中盤で妄想トリガーの設定が生きた気がしますが、それ以外はほとんどトリガーの意味はなかった気がしました。
繰り返しになりますが、妄想はカオスシリーズでは重要なワードなので必要です。
ですが個人的には妄想トリガーの意味が前作と比べると少し薄かったかなという印象でした。

全体的な感想

 

トン、トントン、トン(トラウマ)

今もドアをこの調子でたたかれると小便ちびってしまいそうです。

初見でこのトン、トントン、トンを聞いたときから、「こえ、やばいやつや」と冷や汗が出ていました。

それくらい衝撃的な音??というかリズムだったかなと思います。

この音のおかげで一瞬でこのカオスチャイルドの世界に入り込めました。

 

ストーリー物の作品として本当に完成されているなと思いました。

ゲームとしてこのゲームをプレイすることにも意味がありましたし、ストーリーもすっと入ってくる文章で読みやすかったです。

2か所ほど個人的に謎が残るところがありますが、私の読解力不足のせいでしょう(笑)




ホラー演出も少し進化していて、2か所ほど短いアニメーションになっているところはすごくよかったと思います。

怖かったのでアニメーション場面では少し目を細めてみてしまいました(笑)

 

ただエフェクト部分で炎が飛んできたり、剣がぶつかり合ったりする場面など、もう少し工夫してもらえるともっと見やすかったかなと思います。

その代わりと言っては何ですが、立ち絵のとき、キャラが背中を向けることによって主人公の目の前で実際にそのキャラ同士が会話しているように見える演出は良かったと思います。

私が新しいゲームをプレイしていなかったからか、結構いいじゃん、、、と思いました。

キャラクターも最初から最後までぶれることなくいいキャラが整っていたと思います。

やっぱりお気に入りは来栖乃々です。最高でした。

トゥルーエンドを最後までやり終えたとき、悲しみ半分、ほっとしたのが半分という感じでした。

悲しみと言ってもメインキャラに向けて悲しいではなく、特定のキャラに向けての悲しいでした。。。いやマジでショックだったよ、、、

メインキャラたちはそれぞれ、苦労しながらも幸せに生きようと努力しながら生活するんだろうなぁという光景が目に浮かびます。

気になって調べたところ、後日談なるものも書籍で販売されているみたいなので、また少し時間をおいてからそちらの方も読んでみたいと思いました。

まとめ

  • ドキドキしながら事件を追いたい人におすすめ!
  • ホラー系が好きな人におすすめ!(グロもあり)
  • 科学アドベンチャーを遊びたい人におすすめ!
    (この作品の後の時系列にロボティクスノーツという作品が展開されます。世界変動率も同じです。)

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

   

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