評価とレビュー
👍good!
- 罪の3倍くらい早い戦闘
- 今後の作品の基礎がここにあった
👎bad・・・
- マップが半分以上同じ
- ストーリーが若干引き伸ばし感あり?
どんなゲーム?
開始1分で罪のネタバレをかまされるのでプレイするときは罪をプレイしてから罰をプレイしましょう。
続き物なのでストーリーに関することは言えませんが罪の衝撃的なラストの後のお話です。
また戦闘システムが変更されよりプレイしやすくなっています。(罪にも導入してほしいくらい)
どのゲーム機(ハード)でできるの?
ゲームできるハード | PS/PSP/PS vita/(PS) |
ゲームしたハード | PS vita(ダウンロード版のみ) |
クリア時間 | 14時間 |
詳しいレビュー
良かった点
〇罪の3倍くらい早い戦闘
この作品で一番良かったところでしょう。(えっ?)
罪では戦闘システムがゆっくりしていて、コンタクト(悪魔との会話)もあまり乗り気になれませんでしたが、今作では本当に戦闘が3倍くらい早く進みます。
もちろん早く進むことでプレイミスが出て味方を瀕死まで追い詰めてしまうことはありますが、3倍くらい早く進むのはとても快適にプレイできたかなと思います。
早く進むことで悪魔とのコンタクト(こちらはやはり行いにくい)もそれなりに行うことができ、新たなペルソナも産み出しやすかったですし、ストーリーもポンポン進められてよかったです。
それだけでなく、なぜかロード時間も全体的に短縮されていたのもよかったですね。
罪では戦闘一回一回に必ず右下にローディング中の画面がしばらく表示されていましたが、罰ではそれがなかった、もしくは少なかったように感じます。
全体的なシステム変更を行ったのかな?とも思いますが、罪の時とほとんど変わらない戦闘システムで動かしやすかったです。
でも1つだけ欠点もあり、それはペルソナ2における特長の1つである合体スキルを使用しづらくなったこと。
罪ではステータスの素早さはあまり意味をなさなかった印象ですが、今作ではかなり重要な要素になっています。
技を決まった順番に出すことで合体スキルが出るのですが、素早さが違うと順番が前後するため手動で毎回順番を設定しなおさなくてはなりません。
正直全然いいと思いますが、この作品だけの特徴をつぶしてしまうのは惜しい気がしました。
〇今後の作品の基礎がここにあった
ペルソナシリーズをプレイした人ならラスボスの共通点にはもうお気づきかと思います。
プレイしていない人に簡単に説明すると「そうしたいと心で思ったからそうなる」と言った感じです(ネタバレを伏せるためかなり曲げて書いてますが)。
ペルソナ2では最初から「噂が現実になる」という世界観になっており(もちろんなぜ噂が現実になるのかの設定もある)、今後のシリーズの基礎となった作品だと感じました。
人の心を扱うペルソナという力、そして人の心が生み出すシャドウという存在。それらは時に自らを助ける力にもなり凶器にもなる。
それらを何ともうまく作品の中に取り入れていてすべての設定がよく練りこまれているなぁと感じました。
もう少しな点
〇マップが半分以上同じ
罪から土地や人などに変わりがないので、入るダンジョンや歩く町などにほとんど変化がないのは当たり前のことです。
でもダンジョンがあまりにも同じすぎてもう少しだけでもアレンジを加えてもらいたかった。
もちろんこれには一石二鳥の設定があるからなんとも言えませんが、工夫が欲しかったのが本音。
〇ストーリーが若干引き伸ばし感あり?
ストーリーをまとめてみると罰の話自体は結構簡単に説明できる気がします。
プレイ中はそんなこと感じませんでしたが、終わってみて書いているときに少し感じたので書いておきました。
全体的な感想
ペルソナシリーズで唯一2つの続き物の罪と罰をクリアできました。
ストーリーはネタバレになるのであまり言えませんが、規模で言えばペルソナシリーズでもトップの大規模なストーリーでした。
罪と罰という何とも重苦しい内容に合った設定で、主人公や周りのキャラクターも、モブの会話もすべてが作品にマッチしていました。
最後はやはり重たい終わり方だったなぁと思います。
罪を犯し(正直主人公たちがそんな悪いことをしたのかと言いたくなりますが)、その罰を「受け入れ」ながら進んでいく主人公はとてもかっこよかったです。
ペルソナシリーズ3,4,5のストーリー部分は1の雪の女王編から来ているものだったのか、と前に書きましたが、本当の意味でこの罪と罰から「自分と向き合う」ストーリー方面に決めていったのかなと感じます。
ペルソナは1と2がつながっていて、3~5がつながっている作品と言われています。
ペルソナ3には実際に登場はしませんが、ペルソナ1、2の人物やフェザーマンのの名前が使われていたり、ベルベットルームのイゴールが必ず存在していたりと、「パラレルワールド」であっても繋がっていると思われます。
仮に繋がっていないとしても、各作品の根幹部分はしっかりと次回の作品に受け継がれていることは間違いありません。(そして人は周期的に破滅の道に進みたがる)
罪をプレイした時は主に戦闘システム面が進め辛く、ぎこちないプレイとなり純粋には楽しめていなかったかな、と少し反省していますが、この作品とセットでプレイすることで、ああ良かったなと思える作品になりました。
ペルソナ1と2罪罰では「フィレモン」という主の元で働いていたイゴールもペルソナ6ではそのお役目を終えるかもしれません。
そうなるとフィレモンが新たな「ストーリーを支えるもの」を産み出すのか、それともベルベットルームの他の住人がその役割を受け継ぐのか、P5Rでのジョゼが何らかの鍵を握っているのか、それはわかりませんが、また新たな楽しみが増えました。
少し内容は重たいです(参考程度に言うとペルソナ3くらい?か人によってはそれ以上に重い)がプレイする価値はあるんじゃないかなと思います。
またリメイクの可能性もないこともないと思いますので、待つのも手かもしれませんね。
まとめ
- ペルソナシリーズが好きな人におすすめ!
- RPGが好きな人におすすめ!
ペルソナ2の罰は罪の続編となっている。
罰からはプレイしないでね!
罪の記事はこちら
ここまで読んでくださりありがとうございました!
この記事はスクリーンショットが撮れなかったため、直撮りとなっています。見づらく申しわけありません。