評価とレビュー
👍good!
- 2つのストーリー
- ずば抜けたBGMの良さ
👎bad・・・
- 戦闘システム
- 終盤ダンジョンの迷路感
どんなゲーム?
真女神転生と似たような感じで敵は悪魔系が多いです。
仲間と共にペルソナというもう1人の自分を使いこなし悪魔と戦ったり、また悪魔の力を取り込みながら、もう1つの世界の謎を解き明かしていくRPGとなっています。
またペルソナを使用した戦闘が特徴的です。
ペルソナを入手するための交渉も特徴的で悪魔に話を合わせて興味を持たせてカードをもらうシステムもあります。
自分の内にいるもう一人の自分のこと、これを現実に出現させて戦ったりする。
個人によって性格が異なるように、特異な属性や苦手な属性などが存在する。

どのゲーム機(ハード)でできるの?
ゲームできるハード | PS/PSP/PS vita/(PS) |
ゲームしたハード | PS vita(ダウンロード版のみ) |
クリア時間 | 96時間?!(バグかも) |
詳しいレビュー
良かった点
〇2つのストーリー
1つ目のストーリーは簡単に言えば「1人の人間について」のお話。
2つ目のストーリーは簡単に言えばペルソナ3、4、5のような「多人数の人の願いがかかわる」お話。
という風にストーリーがそれぞれでしっかりと分けられていて、その話ごとに仲間の話であったり、周りの人間の話であったりを深くまで掘り下げてくれるのでとても楽しめました。
しかもストーリーが自分が怪しい場所を調べたかどうか、また話の選択肢などで変化するところ、また選択の内容によって操作できるキャラが変わるところなど、1周だけでなく2周して遊びたくなるように作られているところもよかったですね。
どちらのストーリーでも特に南条君が生き生きしていて、しっかりとキャラが生きていたのがとても印象的でした。

他にも主人公のまわりのキャラはそれぞれに個性的な外見や性格を持ち、それらの人の設定もしっかりと存在していて作りこまれているのを感じられました。
1つ目のストーリー的にはペルソナシリーズをプレイしていない当時にプレイしていたのであれば結構衝撃的な内容だったと思います。
Persona(ペルソナ)という題材をうまく取り入れた内容でとても楽しめます。(最後のホラー演出はマジで鳥肌立ちました。)
2つ目のストーリーはここからペルソナシリーズ(345)のストーリー構成は始まったのか、、、と思えるような内容でラスボスもペルソナ3ととてもよく似た感じの印象。
こちらでは人の悩みと、それを理解しながらも乗り越えていく心を持った主人公たちを描いていた気がします。
1つ目のストーリーと比べると主にダンジョン系が多く、フィールドを駆け回ることはできませんでしたが、十分に楽しめる内容でした。
1つ目のストーリーだけでもかなりのプレイ時間だったので2つ目のストーリーがあるとわかった時は素直に嬉しかったですね。
〇ずば抜けたBGMの良さ
ペルソナシリーズと言えば目黒 将司さんが作曲した曲を川村ゆみさんをはじめとするボーカルさんが歌ったBGMが有名です。
今作ではオープニング、エンディング、通常戦闘曲、ボス戦闘曲、フィールド曲など隅々に川村ゆみさんのボーカル入りBGMが存在します。(PSP版のみでPS版はボーカルは入りません)
その全てがとても良いものでずっと聞いてられました。
特に通常戦闘曲は曲の長さこそ短いもののノリノリになれる曲なので戦闘に飽きが来なかったですね。
そういえばボーカルは入ってなかったと思いますが、1つのストーリーのラスボスに関してはペルソナ4のラスボス戦に似た感じでした。
2つ目のストーリーのラスボスはまた違ったBGMでとても緊張感のある良いBGMでしたよ!
あと薬局がフィールドに存在するのですが、その時の曲も面白いのでプレイした人はぜひ聞いてほしいですww
もう少しな点
〇戦闘システム
戦闘についてはオートモードやペルソナ3や4などにも実装してほしいリプレイオートというものがあったのでとてもスムーズに戦闘を進めることができました。
これはとてもいいシステムなので他のシリーズにも入れてほしかったですね(5は戦闘が素早くできるのでいらないですが)
問題はそこではなく他のところにあります。
まず経験値が歩合制であること。

いや、悪くない、というか普通は経験値ってこういうものだと思いますが、、、その経験値の割り振り方が結構しんどいものでした。
簡単に言えば素早い人が全体攻撃を仕掛けて相手のHPを8割へらすと、その人にほとんどの経験値がいき、素早さが遅い後手に攻撃する人はどれだけ頑張ってもそこそこの経験値しかもらえません。
そう「素早くて全体攻撃」を行えばそれだけで経験値をもらえてしまうんです。
それ即ち色んな技を試す機会もなく、色んなペルソナを試す機会もなくなるのでもう少し改善してほしかったですね。
ただそれの救済措置としてラスボスは通常攻撃が高い人が活躍するのでそれも考えた上での設定だったのかなとも思います。
それに加えて敵のスペルカードというものをもらってペルソナを合成するんですが、そのカードもパーティの平均レベルが相手のレベルよりも高くないといけないのでカードをもらいづらい傾向にありました。
あと相手が放つマリンカリン(誘惑)が強すぎることと攻撃が届かないときにダウンしている見方がいると場所移動できなくなるのも辛かったです(´;ω;`)

〇終盤ダンジョンの迷路感
あれはいけない。
本当にあれはいけない。

どちらのストーリーでも特にラストダンジョンが迷路すぎる。
雑に作ったんじゃないのか?とも思えてくるような配置でダンジョン攻略が結構つらかったですね。
ただでさえこのゲームはエンカウント率(敵と出会う確率)がそこそこ高いゲームなので終盤で迷路のようなダンジョンはやめてもらいたかったです。。。
全体的な感想

超おすすめできる作品です。
今人気のペルソナ3.4.5とは繋がりの少ないと言われているペルソナ1ですが、プレイする価値は十分にあったと感じます。
P3登場する桐条グループは南条からの分家だそうです。(南条君強い!)
ペルソナ5はペルソナシリーズ20周年記念作品ですが、悪魔との交渉(会話)や銃、核熱属性などはこのペルソナ1から取り入れた結果なんだなぁと思うとすごく作品愛を感じられます。
正直キャラクターに関しては今のペルソナシリーズよりもキャラが立っている感じがしました(今の作品は主人公を主人公に仕立て上げすぎていて薄くなっているような・・・?)。
その分キャラの外観の癖がすごいですけどねww(主人公もピアスをしていますし)
はじめたころはペルソナの召喚の仕方もわからず25レベルくらいまでずっと最初のペルソナを使い続けてましたww。
説明書を読まないと簡単にはクリアさせてくれない仕様だったんですねw(イゴールの話をよく聞いておくことをお勧めします。)
攻略を見なくてもクリアできる程度だとは思いますが、今のペルソナよりもずっと難しいので少し根気がいるかもしれません。
とりあえずリリムを召喚してその時にカジノで交換できるメギドラオン(全体に核熱属性の攻撃)の石板を加えてやればスムーズに攻略できるはず!
このゲームは中盤すぎまでメギドラオンだけで乗り切れるよ!(というかほぼリリムメギドラオンゲーか?!?)
ペルソナの召喚システムも月の満ち欠けのシステムがとても良いものですが、武器の種類の豊富さや主人公の能力値振り分けなど、自分で選択できる選択肢がとても多かったのもとてもよかったです。
作品で一番驚いたのはペルソナ1の時点でボーカル入りのBGMだったことです。本当に感動した。
こんなにもいい物ならばもっと早くに、ペルソナ5をプレイする前にプレイしたかったなぁと思います。
またペルソナ2にもこのペルソナ1のキャラがメインとして出てくるそうなので今からとても楽しみです!
今ペルソナシリーズに興味を持ってみてくださっている方は後悔しないと思いますので是非遊んでみてください。
まとめ
- ペルソナシリーズが好きな人におすすめ!
- 難易度のあるRPGを遊びたい人におすすめ!
ペルソナ5Rの記事はこちら
ここまで読んでくださりありがとうございました!(普通にアニメ化もありだと思う内容なんですけどどうなんでしょうかね??)
※この記事の画像はスクショができなかったため、直撮りです。見づらくてごめんなさい。