アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術師~ DX

評価とレビュー

👍good!

  • 世界観がいい
  • キャラとボイスがあっている

👎bad・・・

  • スイッチ版だからこそ
  • 世界観に深く突っ込まない

どんなゲーム?

バンドエード
アーシャのアトリエは「黄昏シリーズ」3部作の1作品目となっています。
アトリエシリーズは「アーランドの錬金術師(4作品)」「黄昏の錬金術師(3作品)」「不思議の錬金術師(3作品)」「ライザのアトリエ(2作品)」といった風に1作品ごとに世界観が異なるのではなく、複数の作品が同じ世界観であることが多いです。
ゲームの基本としてはどのアトリエのゲームも似ていて、錬金術師である主人公が「採取」→「採取したものを使って錬金術で調合」→「調合したものを戦いや街の役に立てる」といった流れで、楽しむポイントとしては調合するアイテムを強くしたり、強敵と戦ったりする所。またキャラ同士のイベントをみることも楽しいポイントだといえます。
また最近では複数のエンディングに分岐することが多く、このアーシャのアトリエも複数のエンディングが用意されています。
チュナ
どんな人におすすめ?
バンドエード
基本的にアクションが目立つゲームではなく、どちらかというとコツコツと積み上げるのが好きな人におすすめです。
いろんな素材を集めたり、調合するときに効果を比べながらいい効果を付けたり、調合で作ったアイテムを敵に使ったり、女の子がキャッキャするのを見るのがすきな人にはあうゲームだと思いますが、戦いたいだけしたい!!という人にはあんまりお勧めできないかも。。
ある意味いろんなことができるバランスゲームといえるかもしれません。

どのゲーム機(ハード)でできるの?

ゲームできるハードswirch PS4 steam
ゲームしたハードswirch
クリア時間19時間

 

詳しいレビュー

良かった点

〇世界観がいい

徐々に滅びゆく世界で生きる人々を描く作品でしょっぱなから面白そうな設定ですが、そこに加えてアーシャのアトリエでは妹が行方不明になっているというなかなかなスタートから始まります。

 

行方不明になっている妹を探すために旅に出ることを決意する主人公アーシャですが、その過程で妹が錬金術を使うことで救える可能性がある事、また錬金術と黄昏の世界の共通点を知ります。

 

アトリエシリーズにしては珍しくかなり深刻な状況から始まる本作は、ほかのアトリエシリーズに比べすんなりとゲームを始めることができかなり興味をそそられました。

 

 

〇キャラとボイスがあっている

これは本当に大きいことなのですが、アトリエシリーズとしてはかなりキャラとボイスがあっていて、ほかの作品よりも各キャラに愛着が持てました。

 

アトリエシリーズはNPCの店員の声があっていないことで有名(自分の中で)ですが、それ以外にも最近のアトリエでは、なんというか主要キャラクター自体がキャピキャピしすぎていてきつかったり、会話ボイスもなんとなく声優さん自身が無理しているような感じがしていますが、アーシャのアトリエではそれがなく、スッと耳に入ってくるため世界観を壊すことなく最後までプレイし続けることができました。

 

特にウィルベルに関しては作品屈指のキャラクターといえます。

 

萌え萌えというほど甘すぎず、しかしとてもいいキャラをしていて多くの人におすすめできるので、ぜひウィルベルの魅力に触れていただきたいですね。

 

もう少しな点

〇スイッチ版だからこそ

これは一度アトリエシリーズをswitchやvita版でプレイしたことのある人であればわかると思うのですが、携帯ゲーム機でアトリエシリーズをプレイすることをお勧めしません(特に携帯の状態でプレイするのは)。

 

理由として大きいのは、画質でも音質でもなくフレームレートに関する部分です。

 

PS4でプレイすれば何もカクツクことがない場面であっても、switchなどの携帯ゲームでプレイした場合かなりカクツクなぁと感じます。

 

もちろんプレイすることに支障はでませんが、やはりストレスに感じましたので、プレイする際はぜひともPS4でのプレイをお勧めします。(もちろん携帯ゲームだからこそどこでもできる利点はあるのですが・・・)

 

〇世界観に深く突っ込まない

3部作である以上仕方のないことですが、今作では世界の根幹部分には話が進みません。

 

黄昏の世界がどういったものなのか、という感じに匂わせて、最後にこれは・・・という匂わせで今作は終わります。

 

具体的にこうすれば世界が救える・・・とか、黄昏の世界に錬金術で抗っていく、ようなストーリーを期待していただけにそこは少しだけ残念でした。

 

しかし3部作なのでここからが見所ですね、次のエスカロジーのアトリエも楽しみたいと思います。

 

全体的な感想

 

ストーリーに関しては期待していたほど踏み込んだものではなかったにせよ、アトリエとしてはいい意味でいつも通りの調合を楽しめたり戦闘を楽しめたかなと思います。

 

歴代のアトリエで最高傑作、とはやはり言えませんが独特の世界観が持ち味の今作は、甘々すぎて私たちに媚びすぎる最近のアトリエとは異なりプレイしがいのある作品となっていました。

 

あとアトリエではやはり錬金釜のある場所のBGMは落ち着くのでとてもよかったですね。

 

ただ、なぜかこれよりも前に発売されている「メルルのアトリエ~アーランドの錬金術師~」よりも画質や動きの部分が劣っている感じがしました。

 

もしかしたら制作している状態が変わったのかもしれませんが、そこは少しだけ気になりましたね。

 

また最近のアトリエシリーズではどうもDLC商法を行っているのでそこも改善してくれると嬉しいなと思います。

 

正直ゲームとしては大手会社の作る作品に劣る部分はあるものの「アトリエ」という作品はとても面白いものなので、まだアトリエシリーズをプレイしたことのない人も是非プレイしていない人はプレイしてみてくださいね。

 

まとめ

〇戦ったり、素材集めたり、調合したり、コツコツと積み上げていくのが好きな人におすすめ!

 

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