評価とレビュー
👍good!
- 徐々に築かれる絆
- 収集して戦うスニーク型戦闘
👎bad・・・
- 18歳以上推奨であること
どんなゲーム?
突如発生した寄生する菌により感染者が出現、多くの人間が亡くなってしまいます。
それからしばらくして、主人公の「ジョエル」は小さな少女「エリー」と出会います。
その少女をとある場所まで連れていく。という内容。
荒廃した世界で生きている人間ともサバイバルを繰り広げ、ジョエルとエリーはいがみ合いながら、時に助け合いながら
も絆を紡いでいくストーリーは心温まり、最後の展開も胸を打つ内容となっています。
メタルギアソリッドを思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。
こちらでは人間がいなくなったことで自然豊かな街などで、物資もその辺りに落ちている金属片などを拾い集め、それを組み立て武器とします。
資源には限りがあるため、使いすぎないように試行錯誤しながらの戦闘が特徴のおもしろいゲームとなっています。
どのゲーム機(ハード)でできるの?
ゲームできるハード | PS4/PS3 |
ゲームしたハード | PS4 |
クリア時間 | 10時間 |
詳しいレビュー
良かった点
〇徐々に築かれる絆
少し痛く見えるかもしれませんが、大きく見ればこの作品のテーマの1つとして「絆」があげられると思います。
この物語は「ジョエル」と「エリー」が協力しながらもとある場所を目指す話なのですが、最初の2人は全くうまくいく様子がありません。
それもそのはずで、感染者がでた当初ジョエルはエリーと同じくらいの年の家族を失っています。
それが主な原因でジョエルはエリーに冷たく接して(心配だからという理由がほとんどだが、不器用なので冷たくなる)しまい、エリーも見知らぬ男に冷たくされたのであってはたまらない、とプンスカモードです。
そんな2人が死にかけるほどの困難と出会い、色んな人の考えや生き方と出会い、互いが互いのことを認め、血のつながりはなくとも家族のような絆を築き上げていく物語は心が温まります。
それがストーリーの最初から最後までずっと関係が変化し続けるので一切の飽きがなく、戦闘エリアを歩くときの2人の会話をもっと聞いていたくなります。
〇収集して戦うスニーク型戦闘
今作の特徴である人や感染者との戦いでは真っ向勝負はあまり好ましくありません。
理由は2つあります。
1つめは物資が圧倒的に少ないから。
WHOのワクチン生成がうまくいかず、その間人間は自らを小さな隔離地域に閉じ込め生活していました。
そんな中隔離地域から脱出する形で抜け出すジョエル達なので当然武器も現地調達となります。
廃れた街に落ちているのは包帯やハサミ、家には銃の弾などが落ちていますが決して多くはありませんので、いかに消費を少なくしながら相手の相手をするかを考えるのが楽しい戦闘でしたね。
世界観ともバッチリあっていてとても良いです。
2つめは感染者の強さです。
感染者の中には捕まったら最後、確定でキルされてしまう感染者がいます。
感染者にはまず見つからないように行動しなくてはならないからですね。
そんな感じでコソコソと戦う戦闘なんですが、これがまあおもしろい。
まず武器を使うために物資を入手するSEが癖になるので、収集すること自体が楽しく、その物資をその時の状況に応じて色んな武器に変えながら戦う戦闘が面白い。
更にはスニークミッションの王道的パターンで、背後から忍び寄ってキルを決めたり、そこらへんに落ちている空き瓶やレンガなどを相手にぶつけてひるんでいる間に詰め寄って格闘キルしたり、またまた空き瓶やレンガを硬いものにぶつけて音を立てることで敵をおびき寄せての攻撃など、プレイヤー自身が行動を決められるのがすごく面白いです。
なによりマップが豊富で、そのたびに色んな所でアイテムを見つけたり、作品の世界観を知るようなものが置いてあったりと自由度も作りこみもかなり高いのもよかったポイントですね。
手に汗を握るような緊張感がある戦闘とそれに合った環境音(BGMはほぼなし)。相手をいい形で倒せた時の達成感はすごかったです。
もう少しな点
〇18歳以上推奨であること
正直言ってストーリーも操作性も音楽もテンポもかなり良い作品なのでもう少しな点はないと言えるのですが、強いて上げるならば18歳以上推奨であること。
この作品の残酷で美しい世界観を見せるためには18歳以上を対象としたゲームを作成しないといけなかったのかもしれませんが、多くの人に知ってももらうため、CERODくらいにしてほしかった印象。
(私的にはそこまで残酷な表現はなかったように感じましたが、日本は規制がかかっていたのかもしれないですね。ウサギはキツイけど・・・)
全体的な感想
素晴らしい作品。
あの当時はPS3での発売が決定して、値段もかなり安かったので情報が出た瞬間にポチリました。
今回は2周目ということでPS4で再びプレイしましたがあの時の感動がそのままだったのが嬉しかったです。
ストーリーも上記で書いた通り、ジョエルとエリーの関係が進む(家族として?)ところが個人的にはとても良かったです。
特に信頼関係が良くなってきた時、2人で車に乗りテープを聞いていていたエリーが寝てしまうシーンがあるのですが、シーンが切り替わった時に何も言わずとも音量を下げている優しさがいい。
最初だけ少しホラー演出(苦手な方でも大丈夫)があるのもよかったですね。
エンディングについても良い終わり方だったなぁと思えました。(現実では新型コロナというウイルスが蔓延しており、もし同じ立場に立ったらと考えるとより重たく考えられた)
プレイ時間は10時間とあまり長い作品ではありませんが、プレイヤーの遊び方次第ではもっと長い時間を遊ぶこともできます。
更にはオンライン対戦モードも存在しており、前にフリープレイで配信されたときはそれなりに人がいました。
一度はいい作品にするために、一度は新型コロナの影響?で発売が延期になっていますが、
6月19日に「The Last of Us Part II」(ラスアス2)が発売されます。
ラストオブアス2はラストオブアス1の5年後のストーリーでしっかりとつながっている作品です。
ネタバレを食らわないように気を付けながらもラスアス1をプレイしておくことをお勧めします。
まとめ
- 緊張感のある戦闘をしたい人におすすめ!
- 良いストーリーが見たい人におすすめ
- ラスアス2をプレイしたい人におすすめ!
ここまで読んでくださりありがとうございました!