評価とレビュー
👍good!
- 第零話が印象的
- 都市伝説のデータベース
👎bad・・・
- 内容が少なめ
どんなゲーム?
一度は聞いたことのあるような都市伝説が事件となってプレイヤーの目の前に登場し、刑事である主人公がその都市伝説と対面する話。
都市伝説といっても話のすべてが都市伝説で作られているわけではなく、現実に記された書物を基にすることもある。
ただ、プレイヤーの選択肢によって、「科学的思考」から謎を解く科学ルート。「オカルト思想」から謎をとくオカルトルートの2つに分岐します。
または、ホラーが好きだけどSEが大きくてバーンと怖がらせてくるホラーが苦手な人におすすめ。
前作よりも少しだけドッキリ要素が増えましたが、夏の怖い話を聞いた時のような背筋が寒くなる系の怖さなので、ほとんどの人が好きなタイプです。ただびっくり系の恐怖が好きな人は物足りないかもしれないです。
話自体がサスペンスドラマ要素とオカルト要素を混ぜたようなもので、万人受けする作品だと思います。
どのゲーム機(ハード)でできるの?
ゲームできるハード | PSvita・PS2・PSP・ |
ゲームしたハード | PSvita |
クリア時間 | 15時間程度 |
詳しいレビュー
良かった点
〇第零話が印象的
今作最初の話である零話では、昔主人公と知りあいであった女性が出てきます。
零話のタイトルは「黒闇天」。
黒闇天などという名前は聞いたこともありませんでしたが、調べてみると仏教における天部の一尊。とのことで、災いをもたらす神様とされています。
今作では、この黒闇天が現実に存在することで身の回りに不幸なことが起き始める。という始まりです。
上の画像を見ればわかる通り、かなりホラー要素が強く感じられます。
しかし本編ではこの不気味さに加えて人間関係のドラマがしっかりと描かれており、最後はちょっぴり切なかったりゾッとするようなお話で、話としての完成度がかなり高いと思いました。
〇都市伝説のデータベース
これは前作と同じく、ストーリーを進めていくと都市伝説などの話を入手していくことができます。
聞いたことがある話も多いですが、中には知らない都市伝説があったりするので結構楽しめました。
猫を電子レンジに入れて裁判を起こしたなんて話まで入っているので、都市伝説だけではなく昔こんな話があったよね。
という話も入ってます。これも都市伝説って言うのかな??
もう少しな点
〇内容が少なめ
これは仕方のない事なのですが、15時間で終わってしまうほどのストーリーしかありません(ノベル式ゲームであれば普通位かな?)
それも本編は第零話 黒闇天・第一話 予知夢・第二話 心霊写真・最終話 流行り神の計4話しかなく、面白いこともあって一瞬で終わってしまった感覚です。
本編後、隠しシナリオとして4話(+1)存在するのですが、こちらはストーリーに直接かかわってくるものではなく、主人公以外の視点のお話となっています。
隠しシナリオも面白いのが多かったので全体的にみればいいのですが、本編とサブシナリオの数が同じなのは勘弁してほしかった。。。。
全体的な感想
流石に面白い。が面白すぎず、ある程度の面白さだったかなと思います。
前作とどちらが面白かったか、と言われるとやはり前作のほうが面白かったと感じました。
前作では都市伝説をこれでもかというくらい連発してきたため、今作では玉の数を抑えている印象が受けられました。
それでも先ほど話した第零話はとてもよかったし、隠しシナリオのゆうか編・小暮編もよかったです。
ゆうか編に関してはのちに登場する「真流行り神」のストーリーのようなもので、本編よりも本編的な話となっており、話としてとてもよかったです。
小暮編はほんとにあった怖い話とかに出てきそうな内容で内容も短いものとなっておりますが、夏にぴったりなホラー話でおすすめでした。
小暮編には少しだけ苦い要素もあるので読み終わった後の気持ちも楽しかったです。
前作をプレイしていなくても楽しめるように作られてい入るものの、やはり所々で前作の内容が出てくるので、過去作をプレイしてから今作をプレイすることをお勧めします。
まとめ
- ホラー系都市伝説系が好きな人におすすめ!
- 小説のようなストーリーを見たい人におすすめ!